海鮮丼と桜島

鹿児島

持てる気力すべてを振り絞ってみなと食堂に辿り着いたわたしは、夢も希望もボロボロになって、この3日間の小さな判断の積み重ね一つ一つを後悔の念を持って思い返していた。

そうこうするうちに14時を過ぎ、たとえ良さげなお店を見つけてもランチ営業をしている可能性が格段に低くなる。

とりあえず、道の駅たるみずを目指す。
ここは温泉施設もあり、眺望もよく、活気のある道の駅らしいので、平日の14時過ぎでも食堂は営業しているだろう。

食堂に駆け込んで、営業をしていることを確認した時には涙が出そうになった。

海鮮丼(大) 1100円

敢えて大を頼んだ。
海鮮丼に振り回され、無駄に走った3日間、これをなだめるのに並では事足りないと思ったからだ。

海鮮丼は白かった。
魚の切り身たちが踊り狂わんばかりにはみ出てもいなかった。
養殖だった。

それでも最期にとりあえず海鮮丼を食べれたことで、この大隅半島を後にしようという気持ちが固まった。
窓際の席で桜島を眺めながらようやく口にすることができたブリとカンパチ。
これが私の大隅半島の味である。

 

 

道の駅たるみずは、桜島をのぞみ、お風呂もあり、ながぁ〜い足湯もある。
びわのソフトリームが人気みたい。
予定では、午後は桜島を1周して、ここに1泊するつもりだったけど、連日日中は30度超えているんじゃないかという暑さ。
昨夜のテントの中はメッシュにしていても暑かった。
車中泊にはまだ早いかも、と思い、北上することにした。
暑いと車を出て観光する気も失せる。

 

 

 

(10月上旬/3泊4日/南九州海尽くしキャンプ)

鹿児島
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