【宮崎の郷土菓子】お船出だんご・つきいれ餅

ご当地お菓子・パン

宮崎県日向市美々津は、神武東征の際のお船出の地と言われている。
神武天皇は初代天皇とされ、浦島太郎と乙姫、ではなく、山幸彦と豊玉姫の孫。
45歳の時に日向の国から天下統一を目指し東へ向かう。
そのお船出の地と言われているのだけど、古事記や日本書記には日向のどこから出たのかは書かれていない。
のだけど、神武天皇が腰掛けた岩とかある。
神話は曖昧だから、いろんなところにいろんな話があっておもしろい。
諸説なく明確に1つの解釈だったら胡散臭すぎる。

 

 

そのお舟出、風の影響で急遽出発が予定より一日早まる。
人々は大慌てで米と他の材料をまぜてついた餅を持たせた。
これがお船出だんご、つきいれ餅として伝わっている。

 

 

美々津まちなみセンターでは昔ながらの手法を再現したお船出だんごが購入できる。
材料は、米の粉、小豆、もち粉、食塩、雑穀酢。
砂糖入りのきな粉が付く。
今風バージョンもあり、砂糖入りで個装。

 

まったくもって食欲をそそらないルックス。なんかナマコみたい。
温めた方が美味しいということなので温めたら、すんごいやわらかくてふにゃふにゃべとべとに。

 

 

糸で切って食べてみた。
糸をひとまきして結ぶように力を入れるとおもしろいようにすっと切れる。
うん、甘くない。
うすい塩味で、米と小豆の味。
和菓子というより、おにぎりの代わり。
食べ慣れない甘くない団子、まずくはないが美味しいとも思わない。
別袋のきな粉をまぶす。

うまぁ〜〜〜い!

きな粉に入っている砂糖は黒砂糖ぽい。
餅の塩気といい塩梅でひき立てあって。
小豆入りの餅の素朴さがたまらなく美味しい。
冷えて硬くなったのより、温めてやわらかいほうが断然うまい。
また日向行くことあったら美々津寄る。
リピ決定!

 

 

材料全部を入れて搗いたので、つきいれ餅とも言われる。
金城堂本店のつきいれ餅が有名。
求肥に小豆(餡じゃない)が入っているのと日向夏(ジャム)が練り込んである2種類がメイン。
神話いわく付きで、日持ちして、型くずれしなくて、美味しいので、帰省したときの定番土産にしていた。
オススメ宮崎土産。
今回初めて美々津のお船出だんごを食べたのだけど、今まで食べてたつきいれ餅とはまったくの別物だった。

久しぶりに食べたくなって、とはいえ欲しいのは少しだけなので、本店に行ってみたら定休日やった。
箱入りは物産館KONNEや山形屋、空港などでも買える。

 

耳川河口、ここから出発したのだ。