食べる旅24【島根】松江菓子巡り

食べる旅_2018中四国

 

島根の旅は、松江から始まります。

日本三大銘菓ってご存知ですか。
根拠が何かわかりませんし、媒体に寄って顔ぶれが違いますが、よく見かけるのは、新潟県長岡市の大和屋「越乃雪」、石川県金沢市の森八「長生殿」、島根県松江市の風流堂「山川」です。
すべて落雁ですね。

また、松江は、京都、金沢と並ぶ日本三大和菓子処とも言われます。

松平藩7代藩主の松平治郷(1751~1818)、通称、不昧公(ぶまいこう)。
この人は、財政難の藩を立て直すためにいろいろやったやり手藩主な上、茶の名人でもあり、城下町の松江では多くの銘菓が生まれました。

一度、この町でお菓子屋さんめぐりをしてみたかったのです。

 

まずは、風流堂の「山川」。
不昧公が好んだ茶菓子の一種で、創業明治23年の風流堂が復刻しました。
紅白の落雁で、赤は紅葉の山、白は川のせせらぎを表すそうです。
でかっ、と思ったのですが、甘さが後をひかないので、結構食べられます。
もちろん、お茶と一緒にいただきます。

 

「山川」は、不昧公三大銘菓でもあります。
他の二つは、「若草」と「菜種の里」です。

では、「若草」を。

 

「若草」を復元したのは、1874年創業の彩雲堂です。
甘い求肥餅を緑の寒梅粉でまぶします。
現代版と復刻版を購入しました。
手前が復刻版です。
復刻版は、甘さ控えめで、緑の着色がよもぎでなされていました。

 

そして、「菜種の里」。


これを復刻したのが、昭和4年創業の三栄堂。
なぜか「菜種の里」は三栄堂だけの販売です。
菜の花畑を蝶が舞うさまを表した、可愛らしい落雁です。

どれも、風流ですね。

 

他にも気になるお菓子がたくさんあります。

日本各地に存在するゆべし。
地域によって特徴のある楽しいお菓子です。
松江のゆべし、気になります。

 

大正2年(1913年)創業の福田家の代表銘菓がゆべしらしいということで行ってみました。
他地域の”田舎のおばぁちゃんちのおやつ”風の素朴なものと異なり、気品が漂っています。
柚子風味の求肥餅でした。

 

桂月堂は、文化6年(1806年)創業。
おぉ、不昧公時代ですね。


こちらの人気商品は薄小倉。
こだわりの材料で丁寧に作られ、美味しいです。
ブラックコーヒーに合います。
が、私が気に入ったのは、出雲三昧です。
落雁、羊羹、求肥を重ねたもので、和菓子の王者たちの顔合わせに食感がなんも言えません。

 

 

宝暦年間(1751年~1764年)創業の一力堂の姫小袖もはずせません。
駐車場がないようなので物産館で購入しました。
江戸時代、「姫小袖」は殿様から命じられた時、この店だけ作られていました。
落雁なんですが、これが美味しくて。
下の上でほろりとくずれとけるんですが、絶妙の甘さ。
落雁はそれほど好きではないのですが、これはまた食べたい。
しかも、小さくて、白とピンクで文様が入り、なんとも可愛らしい。

 

もっと食べたいものがいっぱいあるのに、賞味期限を考えるとあまり買えなかったのが、本当に心残りです。

 

甘いものばかり食べているとあっさりした塩気のあるものが欲しくなります。
そんな時は、割後そばです。
出雲そばとも言われ、島根県出雲地方の郷土料理です。
3段重ねのお蕎麦に、薬味をのせ、汁をかけて食べます。

 

ふなつ 割子そば

 

宍道湖は、夕日スポットでした。

 

 

(島根の旅は続く)